前回は日本で定着している「サブリース」と「管理委託」の違いと、それぞれのサービス内容についてお話ししました。しかし少子化が進むなか、地方や交通の不便な地域、築年数の古い物件では、管理委託をしていても長期間入居者が決まらないケースがあります。
管理委託の場合、通常【初期の募集期間】(1〜3か月程度)は管理費用を別途請求しないのが一般的です。ただし【中期の募集期間】(3〜6か月程度)に入ると、空室管理費が発生することがあります。そのサービス内容はおおむね次の7項目です。
1.換気:すべての窓と収納を開け、30〜60分程度室内を換気し、カビや臭いの発生を防ぎます。
2.通水:キッチン・浴室・トイレの水を1分程度流し、排水トラップの封水切れによる臭気や害虫の侵入を防ぎます。
3.漏水確認:天井や壁に雨漏り・漏水の跡がないか、シンク下に水漏れがないかを確認します。
4.建物の現況確認:外壁のひび割れ、屋根の剥がれ、窓やドアの破損の有無を確認します。
5.郵便受けの整理:チラシや郵便物を回収し、郵便受けが溢れて空き家と見なされ、空き巣に狙われるリスクを減らします。
6.庭・外周の確認:雑草の繁茂、不法投棄、フェンスの倒壊など、近隣に影響する状況がないかを確認します。
7.定期報告:巡回後、作業写真を添えた詳細な報告書をお送りします。
空室管理は、建物の状態を保って募集を円滑にするだけでなく、壁面のカビ、配管の臭いや錆などを防ぎ、資産価値の低下を食い止める重要な役割を担います。
【長期の空室】(6か月以上)になる場合は、より積極的な空室管理プランを業者と相談することで、リスクの管理と支出の抑制を効率的に行えます。積極的な空室管理を活用する例としては、長期間貸せない物件のほか、「セカンドハウス(別荘)」もあります。毎月定期的に巡回して状態を保ち、次に日本を訪れる前に業者へ連絡して全体清掃を行えば、滞在中は快適に過ごせます。海外在住のオーナー様にとって特に有効な使い方です。
当社でも空室管理サービスをご提供しています。詳しくは空室管理のページ、またはお問い合わせフォームからご相談ください。
